まず、髪の毛の厳選です。毛は勿論、人毛を使用しています。 これは、写真で撮った時によく分かるのですが、化繊の毛を使用したかつらと比べると、断然人毛のかつらの方が自然です。 更にその人毛の中でも生え際に使用する毛は、細い毛・太い毛は使用せずに適度な太さの毛のみを使用しています。 その為、生え際に使える毛というのは、全体の3分1くらいしかありません。その毛を、肌色のネットに細かく通 していきます。 ここで使用するネットは直接皮膚に当たるので、なるべくチクチクしない様に何度も手をかけて加工したものを使用しています。
次に、花嫁かつらの形を作る為に、(写真1)薄い地金を使用して、(写真2〜4)1台1台叩き出して形作ります。 (写真5)このアルミに毛を通したネットに貼付けて形を整えます。(写真6)最後に、そのかつらを結い上げて完成です。 全て手作業で行っている為、1台作るのに、約1週間かかります。